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フードプリンターの可食インクの安全性は?

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目次

食品工場向けフードプリンターの可食インクは安全性が高く、適切な条件での保管・使用であれば問題ありません。

可食インクの安全基準

フードプリンターの可食インクは、食品衛生法で定められた「食品添加物」に分類されます。可食インクは同法の基準をクリアしたものを使っていますので、安全性に問題はないといえます。

食品衛生法とは

食品衛生法は、食品による健康被害を防止することを目的とした法律です。食品製造から加工、販売にいたる一連のプロセスにおいて、さまざまな規制を設けています。

フードプリンターの可食インクで使われる食品添加物は、食品衛生法の5条と6条で規定されています。5条は食品添加物の使用方法など基本的なルールを定めており、6条では禁止事項を定めています。フードプリンターで食品へ印刷する際は、同法5・6条に基づいた対応が求められます。

海外でも使用できるのか

可食インクを海外で使用できるかどうかは、当該国の食品添加物の認可状況によって異なります。例えば、日本で使用が認められている食品添加物でも、欧米圏では制限・禁止されている可能性があります。フードプリントした食品を海外で展開する場合、その国の食品添加物の認可状況を確認することが大切です。

以下は主要国の食品添加物に関する安全基準の一例です。

  • 日本:食品衛生法に基づいた基準をクリアしたもの
  • アメリカ:FDA(米国食品医薬品局)が認証したもの
  • EU:EFSA(欧州食品安全機関)の規格に沿うもの

国や地域により、食品添加物の認可を行う機関や制度が異なります

アレルギーや特定原材料に対する安全性

一般的なフードプリンターの可食インクでは、卵・乳など特定原材料7品目や、特定原材料に準ずるもの(21品目)は使用されていません

天然色素インクは、主に自然由来原料から抽出した色素を、合成色素インクは人工的に抽出した色素を用いています。ただ、いずれもアレルギー対象の成分を含まない製品が多いため、アレルギーが起こるリスクは低いといえます。

可食インクの賞味期限と安全性を保つための保管方法

可食インクは賞味期限があるため、安全性を保つためには適切な保管が求められます。保管する際は、食品衛生法に基づき、適切に対応する必要があります。ただし冷蔵・冷凍はインクの品質が変化するほか、マイクロチップの破損にも繋がります。冷蔵冷凍庫や高温多湿な場所など、温度変化の大きい場所は避け、なるべく常温で保管しましょう。

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