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フードプリンターの清掃・消毒は?

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目次

食品工場向けフードプリンターは、定期的な清掃・検査を実施するなど、衛生管理の徹底が求められます。

清掃や消毒、検査など衛生管理の必要性

フードプリンターは、一般的なインクジェットプリンターと同様にノズルからインクを噴射します。ノズル・ヘッドには徐々にインクが蓄積していきますので、清掃・消毒を怠ると以下の不具合・トラブルが発生するおそれがあります。

  • インク詰まりによる印刷不良・ズレ、速度の低下
  • インクの変質による印刷品質の低下、異臭の発生
  • 機器の故障リスクが高まり、プリンターの寿命が縮まるおそれ
  • ノズル・ヘッド内での細菌繁殖による食中毒リスクの増加

フードプリンターの清掃を怠ると、印刷不良や機器の不具合、食中毒などのリスクが高まります。これらの問題を防ぐためには、フードプリンターを定期的に清掃・消毒し、衛生管理を徹底することが大切です。

清掃・消毒の頻度の目安

フードプリンターの清掃・消毒頻度目安は下記のとおりです。ただし、機種の種類(カートリッジ式か否か)や使用頻度、使用環境によって異なります。

  • 日常清掃:稼働後に毎回行う
  • 定期清掃:使用頻度に応じて週1回・隔週に1回・月1回など
  • 徹底清掃:月に1回程度

日常的な清掃は稼働後に毎回、定期清掃は使用頻度に応じて週1〜月1回の実施が適切です。部品を分解・洗浄する徹底清掃は、月1回程度の実施が求められます。

フードプリンターの清掃方法と注意点

以下では、フードプリンターの清掃方法をご紹介します。ただし、細かな清掃方法は機種によって異なります。フードプリンターを導入する際は、メーカーに清掃方法の確認をおすすめします。

日常清掃

稼働後に実施する日常清掃では、以下の部分を清掃しましょう。

  • プリントヘッドの拭き取り
  • インクカートリッジの吐出口を確認・インクの拭き取り
  • 本体の拭き取り
  • 食品の破片などの除去

定期清掃

週1〜月1回ペースで行う定期清掃では、以下の部分の洗浄が必要です。

  • インク供給部分の清掃
  • プリントヘッドの分解・洗浄
  • ベルトコンベアー・食品搬送部の清掃

徹底清掃

月に1回実施する徹底清掃では、下記の部分を清掃しましょう。

  • 取り外せる部品の分解・洗浄
  • ノズルの点検・洗浄

消毒の方法と注意点

フードプリンターを消毒する際は、用いる薬剤に注意が必要です。一般的にはアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを使用しますが、消毒する部品の材質や消毒箇所によって向き不向きがあります。プリンターを傷める可能性もあるため、消毒箇所に合わせて適切な薬剤を使い分けましょう。

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