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フードプリンター導入事例1:多品種少量生産の菓子工場

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目次

さまざまな食品にデザインを印刷できる食品工場向けフードプリンター。多品種少量生産を扱うお菓子工場での導入事例をインタビュー形式でご紹介します。

お話を伺った会社の概要・活用目的

  • 分野…菓子製造(多品種少量生産)
  • 工場規模…従業員数:約110名
  • フードプリンターの活用目的
    …クッキーやマシュマロ、ボーロなど菓子類に絵柄を付け、お土産品など様々な用途で販売するため

導入前の課題

現在のフードプリンターを導入される前に、どんな課題があったのでしょうか。
他社商品との差別化が課題で、導入した最初のプリンターでは速度の問題が…

導入前は競合他社商品との差別化が難しいのが課題になっていましたが、フードプリンターを使うことで差別化や販路の拡大ができるのではないかと思いついたんです。

それで最初は街の洋菓子店で使うようなプリンターを導入したのですが、スピードが結構遅くて、工場での生産には向かないという問題がありました。

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「NE-420FⅡ」を活用したクッキーへのプリント作業風景

奥にニューマインドの卓上型フードプリンター「NE-420FⅡ」が数台並んで設置されており、クッキーにプリントが次々に施されています。台ごとに異なるデザインのプリントがされていました。

導入時にニューマインドに相談したこと

検討されているとき、ニューマインドに相談されましたか?
人件費を抑えたいことや、操作面での不安を相談しました

従来のフードプリンターは速度が遅く、多額の人件費がかかっていました。担当者の方には、とにかく人件費を抑えたいことを伝え、印刷スピードが速い機種を提案してもらいました。

また、パソコンを使ってプリントすることに不安がありましたが、難しい画像編集ソフトを使わず印刷する方法も丁寧に教えて頂けました。手返しよく作業を行うコツもアドバイスを頂けてよかったです。その結果、卓上型で高速印刷できるNE-420FⅡを提案していただきました。

導入の決め手

ニューマインドのフードプリンターを導入された決め手を教えてください。
印刷スピードが速く、カートリッジ式で扱いやすく衛生的だった

ニューマインドのフードプリンターを選んだ理由は、印刷スピードが早く生産効率がよかったからです。大きなプリント注文にも対応できるようになりましたし、短時間で処理できることで人件費が下がって利益も出るようになったっていうことです。

インクがカートリッジ式で扱いやすくて衛生面で安心だったことも決め手です。だから、現在では同社のフードプリンターを25台設置しています。

導入された「NE-420FⅡ」が、多品種少量生産という点に対しても、適していたということでしょうか?
種類の切り替えがしやすく、スピードが速くてすごく簡単

そうです。うちは土産菓子を扱っているので、一つの種類だけを1日ずっと大量生産することはあまりなくて、色々な種類を作るので、どんどん切り替えやすい方が助かるんです。

その点卓上型のフラットベッドは多品種少量生産に非常に向いていました。ラインにつなげるプリンターは、スピードはすごく速いですが、途中で止めることが難しいんです。ニューマインドの「NE-420FⅡ」は、卓上型ですが、スピードがすごく速いしすごく簡単なんです。

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プリンターごとに、1名ずつオペレーターが担当

「NE-420FⅡ」の42mm×42mmサイズのトレイに無地のクッキーを並べてセットすると、ものの数秒でプリントが施されて出てきます。予め商品用のトレイに入ったクッキーをプリントすることも可能で、プリント後、封をしてそのまま出荷できるのでとても効率的です。

導入後の効果

導入後、売上などに変化はありましたか?
注文数が増加して、売上がアップ!

製造するお菓子の表面に絵柄を付けられるようになり、これまでより多くの注文をもらえるようになりました。主に全国からお土産用・イベント用・レストランのトッピング用などのお菓子として注文を頂いています。

ここ数年ほどは、フードプリンターで製造したお菓子の売上が毎年2億円ずつ増加しています。

生産性や人件費の面ではいかがでしょう?
クッキーの生産量が2.5倍、人件費が従来の半分以下に

ニューマインドのフードプリンターを導入してからは、1日あたり12,000枚程度のクッキーを生産できるようになりました。従来のフードプリンターでは5,000枚程度が限界でしたので、生産効率が2.5倍ほどにアップしています

従来のフードプリンターと比べて、人件費を半分以下に抑えられるようになりました

従業員の方々や、お取引先・お客様の反響はいかがですか?
お土産品を取り扱う商社からの引き合いが増えました

従業員は、有名なキャラクターのお菓子製造が多くなったため、楽しく仕事を行っています

絵柄が付いたお菓子は土産性が高いため、お土産品を取り扱う商社からの引き合いが多くなりました。お菓子に特別感が生まれますので、外食チェーン店などのキャンペーンメニューで使われる機会も増えました。

また、お菓子を食べたお客様が写真をSNSに載せているケースも多くなりました。フードプリントは今の時代に合っているかなと思います。

そのほかにフードプリンターを導入してよかった点がありましたら、教えてください。
インクの補充にかかる時間やミス、印刷不良も減って、コスト削減に大きく貢献

インクがカートリッジ式なので、管理が楽だし、衛生的。インクの補充の作業時間も大幅に短縮されました。以前はインクの補充作業に15分くらいかかっていたし、時には違う色を補充してしまうミスもありました。今は1~2分あればインクの補充が終わりますし、違う色は補充できない仕組みになっているので、間違ったインクを補充してしまう事故は完全になくなりました。


お菓子の場合、ひとつひとつに個体差があり、凸凹があったり、高さに差があったりするのですが、ニューマインドのプリンターはインクを遠くに飛ばす力が強いので、そういう個体差の大きな食品でも綺麗に印刷できます。結果、印刷不良も減って、コスト削減に大きく貢献しています。 合成着色料インク、天然着色料インクに加えて、水に溶けにくいカカオ色素インクも使えるので、幅広くお客様のご要望に応えられるようになりました。

NE-420F II
引用元HP:ニューマインド公式HP
https://www.newmind.co.jp/printer_food/NE-420FII.php

本事例のお菓子工場で導入したフードプリンター
ニューマインド「NE-420F II」

大容量可食インクカートリッジを採用、交換が簡単で衛生的、中がパウチになっていて空気が入りづらく、ノズル抜けなどのトラブルも少ないのが特徴です。
専用大型ヘッド搭載により、420mm角サイズのトレイを約1分で高速処理。大型タッチパネルで操作も容易な卓上型で、多品種少量生産から大量生産まで対応可能。大型タッチパネルで操作も容易です。
高粘度インクの採用及びインク液滴の吐出量の制御により、凹凸のある食品にも綺麗に印刷でき、高さに個体差のある食品も1度に印刷できます。

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近年、食品業界では個別ニーズ対応や付加価値の向上が求められています。そんな中、フードプリンターは革新的な解決策として注目されています。このメディアでは、高画質なデザインのプリントに留まらず、生産性向上、差別化戦略、そして新たな顧客体験の創出など、食品工場へのフードプリンター導入がもたらす可能性と、導入のために参考になる情報をまとめています。