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印刷が難しい食品向けのフードプリンター

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目次

印刷が難しい食品の課題とフードプリンターに
求められる機能

凹凸がある食品

凹凸が多い食品(パン、せんべい、クッキー、チョコレートなど)は、印刷面が平らでないため、均一なインクの定着が難しいという課題があります。また、高低差によって、印刷がかすれる・歪むといった課題もあります。

求められる機能

  • プリントヘッドの高さを柔軟に調整できる機能(食品の凹凸に合わせてノズルの高さを調整)
  • インクの速乾性向上(滲みを防ぐ)
  • レーザーガイド付きの高精度印刷(印刷位置のズレ防止)

水分量が多い食品

水分量が多い食品(フルーツ、ゼリー、和菓子、生菓子など)は、表面が湿っているため、インクが弾かれる・滲む、食品の温度や湿度によって、インクの発色が変わるなどの課題があります。

求められる機能

  • 特殊インク(耐水性・速乾性)の採用
  • 低温・高湿度環境での安定したプリント性能
  • 適度な吸着性を持つ印刷方法(エアブラシ式やジェット噴射方式など)

冷凍食品

冷凍食品(冷凍パン、冷凍ケーキ、冷凍肉など)は、表面が凍っているため、通常のインクが定着しにくく、印刷後、解凍するとインクが滲む可能性があります。

求められる機能

  • 低温対応インク(冷凍表面でも密着する処方)
  • 静電気対策(冷凍食品は静電気を帯びやすいため)
  • プリント後の耐久性を高める工夫(保護層のコーティングなど)

フードプリンター導入時の注意点

食品の種類ごとにテスト運用

導入前に、実際の対象食品ごとにテスト印刷を行い、印刷品質や耐久性を確認することが重要です。また、適切なインクや設定、湿度・温度・凹凸の影響をシミュレーションすることも大切。印刷後の保存環境(冷凍・冷蔵・常温)で品質を維持できるかチェック、冷凍食品の場合、解凍後も発色が安定しているかテストしましょう。

適したインクの選定を行う

食品の種類や保管条件に適したインクを選定する必要があります。食品衛生法に基づく安全性の確認はもちろん、アレルギー物質の表示も重要です。

メンテナンス・清掃のしやすさ

凹凸のある食品や水分量の多い食品は、プリンターヘッドの詰まりが発生しやすく、細菌が繁殖しやすい可能性があります。 清掃・消毒が容易なプリンターを選定し、衛生管理を徹底する必要があるでしょう。

冷凍食品対応のプリンターは、霜や結露によるトラブル防止対策が必要です。

本メディア監修・ニューマインドの印刷が難しい食品に
おすすめの製品例

※ニューマインドのフードプリンターはどれもギャップ許容度が高く、凹凸のある食品にも強く、天然ブラウン着色インク対応で水分量の多い食品でもにじみにくく、高画質にプリントできるのが特徴です。ここでは、その中でも稼働台数が多い(ニューマインド調べ)機種と卓上型の2製品を紹介します。

NE-54HPR typeII
引用元HP:ニューマインド公式HP
https://www.newmind.co.jp/printer_food/NE-54HPRtypeII.php

水分の多い食品でも滲みにくいプリント
稼働台数が多い機種 NE-54HPR typeII

4色マルチカラー、合成着色料インク・天然着色料インク・天然ブラウンインクに対応し、水分量の多い食品へのプリントも滲みにくいのが特徴です。
複数パターンの絵柄を繰り返し印刷可能。版が不要で、パソコンから、キャラクター、ロゴ、写真などを4色マルチカラーで自由に印刷できます。

印刷速度は最大毎分25m。生産ラインに簡単に導入でき、コンパクトな設計で、既存のライン左右どちらへの設置も可能です。

NE-420F II
引用元HP:ニューマインド公式HP
https://www.newmind.co.jp/printer_food/NE-420FII.php

凹凸や高さに差のある食品も綺麗に印刷
カートリッジ式インクの卓上型 NE-420F II

大容量可食インクカートリッジを採用、交換が簡単で衛生的、中がパウチになっていて空気が入りづらく、ノズル抜けなどのトラブルも少ないのが特徴です。
専用大型ヘッド搭載により、420mm角サイズのトレイを約1分で高速処理。大型タッチパネルで操作も容易な卓上型で、多品種少量生産から大量生産まで対応可能。

高粘度インクの採用及びインク液滴の吐出量の制御により、凹凸のある食品にも綺麗に印刷でき、高さに差のある食品も1度に印刷できます。

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