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フードプリンターで水分の多い食品にプリントできるのか

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目次

食品工場向けフードプリンターは、水分の多い食品への印刷も可能です。ただし、使用するインクの種類には注意しましょう。

水分の多い食品にもプリントできる理由

水分の多い食品へのプリントは、耐水性の高い天然インクを利用すれば実現できます。フードプリンターで使用する可食インクは種類豊富ですが、インクによっては水分量が多くなります。特に染料系インクは水分量が多いため、水分の多い食品へ印刷した時ににじんでしまう可能性があります。

一方、耐水性が高い天然インクは水分量が適切なため、水分の多い食品への印刷が可能です。にじむリスクも低く、解像度の高い文字やイラストを実現できます。

水分の多い食品の例

代表的な水分の多い食品をご紹介します。

  • かまぼこ
  • はんぺん
  • 卵焼き

かまぼこ・はんぺんなどの練り物や、卵焼きは水分の多い食品ですが、フードプリンターを利用すれば表面への印刷が可能です。インクの種類に注意すれば、かまぼこにイラストを描いたり、卵焼きに焼き印風のプリントを施したりできます。表現の幅が広がるほか、手作業と比べて生産効率を高めることが可能です。

フードプリンターの用途としては、お土産品や正月など季節行事・イベント商品の製造などが挙げられます。印刷するデザインを変更することで、商品価値を高めたり季節限定品を製造したりできます。また、同一の食品で複数パターンの製品を製造することも可能です。

水分の多い食品へのプリントを可能にしたインク

水分の多い食品に印刷する場合、主に天然着色料インクを使用します。天然着色料インクの多くは、パプリカやクチナシなど自然由来原料の色素を利用したインクです。古くから和菓子などで使用されており、合成着色料インクと比べ、自然な発色を可能にしています。

天然着色料インクは保存が難しいため、合成着色料インクと比較して高価です。一方、自然由来という安心感から少しずつ普及しています。

より滲みにくいカカオインクを開発

本サイト監修のニューマインドでは、可食インクメーカーと協力して滲みづらい天然ブラウンインクを開発。カカオを原料にした可食インクで、同インクを使用すれば、水分を含んだ滲みやすい食品にも綺麗なプリントが可能です。

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